介護の悩みを電話で聞いてほしい|無料窓口とココナラの使い分け

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介護の悩みの相談先は時間で選ぶ

介護の悩みを電話で話せる先は、無料の公的窓口から有料の電話相談まであります。選ぶときの軸は「受付時間」と「話す相手」です。

無料の窓口は平日の日中に開いている所が多く、働きながら介護している人は電話をかけにくいのが実情です。

この記事では、無料の窓口を先に紹介し、夜や土日に話したいときの選択肢として有料の電話相談も比べます。

この記事の結論
  • 命や安全に関わるとき(死にたい気持ち、手を上げてしまいそうなど)は、先に無料の公的窓口へ。#いのちSOS・よりそいホットラインは24時間です
  • 介護サービスや手続きの相談:地域包括支援センター(無料・全国5,487か所)
  • 同じ立場の人に話を聞いてほしい:認知症の人と家族の会の電話相談(無料・平日10〜15時)
  • 仕事との両立:勤務先の制度(介護休業・介護休暇)と、都道府県労働局の雇用環境・均等部
  • 夜や土日に誰かに聞いてほしい:ココナラの電話相談(1分100円の相手が多い)。相手は資格者とは限りません
  • どの相談先も、介護の負担そのものをなくすものではありません。医療や介護保険の判断は、それぞれの専門家へ
この記事を書いた人
  • 夫婦と4歳の息子の3人家族。共働き
  • 介護の経験はありません。この記事は、国・自治体・運営団体・サービス会社の公式情報だけで調べて書いています
  • 紹介しているココナラから広告報酬を受けています。情報は2026年9月29日に各公式ページで確認しました
目次

命や安全に関わるときは、先に無料の公的窓口へ

命や安全に関わるときの無料窓口

次のようなときは、話し相手サービスを探す前に、無料の公的窓口に電話してください。

  • 生きるのがつらい、死にたい気持ちがある:#いのちSOS 0120-061-338(24時間365日・無料)、よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
  • 介護している家族に手を上げてしまいそう、または上げてしまった:お住まいの市区町村の高齢者福祉の窓口か、地域包括支援センター
  • 眠れない・気分の落ち込みが続くなど、心と体がもたないと感じる:こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(受付時間は都道府県ごと・通話料がかかります)。体調が続けて悪いときは、かかりつけの医療機関にも相談してください

厚生労働省の高齢者虐待対応のマニュアルでは、市町村は介護している家族(養護者)にも相談や助言を行い、負担を軽くする措置をとる、とされています。「介護疲れ」を抱えた家族を支えることも、窓口の役目に含まれています。

よりそいホットラインは、ガイダンスの1番が「暮らしの困りごと、悩みを聞いてほしい方」、5番が「死にたいほどつらい方」です。介護の悩みも1番で話せます。

出典:厚生労働省ホームページ(まもろうよ こころ「電話相談窓口」)(2026年10月1日に利用・一部を切り出し)

介護の悩みの相談先は6つ、受付時間と話す相手で選ぶ

介護の悩みの相談先の比較

命や安全に関わる状況でなければ、相談先は「何を相談したいか」と「いつ電話できるか」で選びます。

2025年の国民生活基礎調査では、同居して主に介護している人の63.7%が「悩みやストレスがある」と答えています(e-Statの統計表から計算)。悩みの原因で多いのは「家族の病気や介護」78.1%、「自分の病気や介護」28.1%でした(悩みやストレスがある人に占める割合)。

相談先(話す相手)料金・受付向く悩み
地域包括支援センター(保健師・社会福祉士など)無料・受付はセンターごと介護サービス・手続き
ケアマネジャー介護サービスを使っている人の担当者サービスの調整・休む手配
認知症の人と家族の会(介護経験者)無料・平日10〜15時グチ・同じ立場の人の話
よりそいホットライン(相談員)無料・24時間暮らしの悩み・つらい気持ち
都道府県労働局 雇用環境・均等部無料・受付は各局介護休業・職場の対応
ココナラ(出品者)1分100円〜・出品者ごと夜や土日に聞いてほしい

※2026年9月29日に各公式ページで確認。家族の会は携帯・スマホからだと通話料がかかります。

無料の窓口のうち、介護を専門にした所は平日の日中が中心です。夜や土日に話したいときは、24時間のよりそいホットラインか、有料の電話相談が候補になります。

地域包括支援センターと家族の会は、相談できることが違う

地域包括支援センターと家族の会の違い

介護の無料窓口の代表は2つあります。地域包括支援センターは「制度やサービスの相談」、認知症の人と家族の会は「気持ちを話す相談」が得意です。

地域包括支援センター:介護サービスや手続きの相談

地域包括支援センターは、市町村が設置し、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどがいる無料の相談窓口です。全国に5,487か所あります(厚生労働省)。

  • 高齢者本人だけでなく、介護している家族の相談も受けています
  • 介護保険の申請前でも相談できます
  • 高齢者虐待への対応も役目のひとつです

場所は、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で探せます。受付時間はセンターごとに違うため、電話する前に自治体のページで確認してください。

認知症の人と家族の会:介護経験者に話を聞いてもらう

認知症の人と家族の会の電話相談は、研修を受けた介護経験者が対応します。公式ページには、介護の仕方だけでなく「介護のグチや悩み」も話してほしい、と書かれています。

  • フリーダイヤル:0120-294-456(携帯・スマホは050-5358-6578・通話料あり)
  • 受付:土・日・祝日を除く毎日、10〜15時
  • LINEで「友だち追加」すると、通話無料のLINE電話でも相談できます
  • 全国の支部でも電話相談をしています

認知症の介護でなくても、「介護の仕方などなんでも」と案内されています。

自治体によっては、介護する家族(ケアラー)向けに24時間の電話相談を開いている所もあります。たとえば、さいたま市ケアラー電話相談(0120-252-061)は毎日24時間・無料で、看護師や介護支援専門員などが対応します(さいたま市内在住のケアラーなどが対象)。「お住まいの自治体名+ケアラー 相談」で検索すると見つかることがあります。

働きながら介護するなら、職場の制度と労働局にも相談できる

仕事と介護の両立で使える制度

2025年の国民生活基礎調査では、同居して主に介護している人の41.0%が仕事をしていました。そのうち悩みやストレスがある人の32.5%が、原因に「自分の仕事」を挙げています(e-Statの統計表から計算)。

仕事と介護の両立は、育児・介護休業法の制度で支えられています(厚生労働省の介護休業制度特設サイトより)。

仕事と介護の両立で使える主な制度
  • 介護休業:対象家族1人につき3回、通算93日まで休める。雇用保険の条件を満たせば、休業前の賃金の67%相当の給付金
  • 介護休暇:対象家族1人なら年5日、2人以上なら年10日。1日または時間単位で取れる。通院の付き添いやケアマネジャーとの打ち合わせにも使える
  • 会社からの説明:2025年4月から、介護に直面したと申し出た社員に、会社が制度を個別に知らせて利用の意向を確認することが義務になった
  • 対象家族:配偶者、父母、子、祖父母、兄弟姉妹、孫、配偶者の父母

厚生労働省は、介護休業の期間を「自分が介護を行う」ためではなく、両立できる体制を整える準備期間と考えるよう案内しています。休業中に、地域包括支援センターやケアマネジャーへの相談、介護サービスの手配を進める使い方です。

会社に相談して「制度はないから辞めるように」と言われたときなどは、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)に相談できます。介護休業などを理由とした解雇や降格は、法律で禁止されています。

有期雇用の人の条件や、労使協定で対象外になる人の範囲は、この記事では省いています。勤務先の就業規則と、労働局の窓口で確認してください。介護休業給付金の手続きはハローワークです。

出典:厚生労働省ホームページ(介護休業制度特設サイト「介護休業」)(2026年10月1日に利用・一部を切り出し)

夜や土日に話を聞いてほしいなら、ココナラの電話相談という選択肢

ココナラの介護の電話相談

「制度の相談ではなく、とにかく誰かに聞いてほしい。でも平日の昼は仕事で電話できない」。そんなときの選択肢のひとつが、ココナラの電話相談です。

ココナラには「介護の悩み・ストレス相談」の電話相談一覧があり、2026年9月29日時点で約300件が並んでいました。

  • 1分100円の相手がほとんど:一覧の1ページ目60件のうち55件が1分100円。120〜180円、500円の出品もありました
  • 「今すぐ相談可能」と出ている相手には、予約なしで電話できます。表示は時間帯で変わります
  • 自己紹介に「ケアマネ」「介護福祉士」「看護師」と書いた出品が目立ちます。介護経験者と名乗る出品もあります
  • 相手に電話番号は伝わりません(ココナラ公式の電話相談ガイド)
話す時間アプリで通話電話回線で通話
10分1,000円1,200円
30分3,000円3,600円
60分6,000円7,200円

※1分100円の相手の場合。電話回線だと通話料1分20円が加わり、アプリ通話は通話料がかかりません(ココナラ公式ガイド・2026年9月29日確認)。

新規登録でもらえる3,000円分のクーポンは、公式マガジンでは電話占い向けと案内されています。悩み相談の電話に使えるかは、登録時の注意書きで確かめてください。

一覧:ココナラ 介護の悩み・ストレス相談(電話相談)

ココナラの登録から通話までの流れは子育ての愚痴を電話で聞いてほしい|ココナラ電話相談と無料窓口、ほかの話し相手サービスとの30分料金の比較は話し相手・愚痴聞き電話の料金比較にまとめています。

ココナラが向かない人と、使う前の注意点

ココナラを使う前の注意点

ココナラは、誰でも出品できるサービスです。相手の資格や経歴は本人の自己紹介で、ココナラが資格を確認しているかは、公式ページでは確認できませんでした。

次のような人には向きません。

  • 介護保険・施設・お金の判断をしてほしい人:制度の判断は地域包括支援センター・ケアマネジャー・市区町村の介護保険の窓口へ
  • 心や体の不調が続いている人:医療機関や、前の節の公的窓口が先です
  • お金をかけずに話したい人:平日の日中なら家族の会、夜ならよりそいホットラインが無料です

使うときは、次の3つを決めておくと安心です。

  • 時間を先に決める:1分ごとに料金が増えます。30分なら3,000円前後です
  • 個人情報を話しすぎない:親の名前・住所・施設名などは言わなくても話せます
  • 合わなければ別の相手に:評価の件数が少ない出品も多いため、自己紹介と評価を見比べて選びます

電話相談で気持ちを話したあと、具体的な手配が必要になったら、公的窓口やケアマネジャーに戻る使い方が合います。

よくある質問

介護の悩みを無料で電話相談できる窓口はありますか?

あります。介護サービスや手続きなら地域包括支援センター、同じ立場の人に話を聞いてほしいなら認知症の人と家族の会(0120-294-456・土日祝を除く10〜15時)、時間を問わず話したいならよりそいホットライン(0120-279-338・24時間)です。

親の介護の愚痴を言うのは、悪いことですか?

この記事では良し悪しは判断しません。認知症の人と家族の会は、公式ページで「介護のグチや悩み」も話してほしいと案内しています。厚生労働省も、仕事と介護の両立のポイントとして「自分の時間を確保」することを挙げています。

介護がつらくて、死にたい気持ちになることがあります。

すぐに#いのちSOS(0120-061-338)か、よりそいホットライン(0120-279-338)に電話してください。どちらも24時間・無料です(この記事の最初の節にもまとめています)。

仕事と介護の両立について、会社以外に相談できる所は?

介護休業や介護休暇の制度、会社の対応については、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)が相談を受けています。介護サービスの使い方は地域包括支援センター、介護休業給付金はハローワークです。

ココナラの相手は介護の専門家ですか?

専門家とは限りません。自己紹介にケアマネや介護福祉士と書いた出品もありますが、資格の確認の有無は公式ページで確認できませんでした。制度や医療の判断は、公的窓口や医療機関に相談してください。

まとめ:安全を先に確かめ、時間と話す相手で相談先を選ぶ

介護の悩みの相談先まとめ

介護の悩みの相談先は、状況で次のように分かれます。

  • 命や安全に関わるとき:#いのちSOS・よりそいホットライン(24時間)、市区町村の高齢者福祉の窓口
  • 介護サービス・手続き:地域包括支援センター、ケアマネジャー
  • 同じ立場の人に聞いてほしい:認知症の人と家族の会(平日10〜15時)
  • 仕事との両立:勤務先の制度と、都道府県労働局の雇用環境・均等部
  • 夜や土日に聞いてほしい:よりそいホットライン、ココナラの電話相談(1分100円〜)

どの相談先も、話すことで介護の負担がなくなるわけではありません。1人で抱え込まず、いま電話できる時間に開いている相談先から1つ選んでみてください。

出典

※すべて2026年9月29日に確認。

この記事は医療・介護・法律の専門的な助言ではありません。書き手は介護の経験がなく、紹介したサービスも使っていません。窓口の情報は国・自治体・運営団体の公式ページ、料金・仕組みはサービス会社の公式ページで確認した事実だけを書いています。受付時間や料金は変わることがあるため、利用前に各公式ページで確かめてください。

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