産後の家事代行は、まず住んでいる区市の支援を使い、足りない分を民間で補うのが費用を抑える順番です。
区市の支援は1時間500〜1,000円前後ですが、上限・期間・時間帯に決まりがあります。
書き手は家事代行も区の支援も使っておらず、公式情報と計算で書いています。
- 頼む順番:妊娠中に区市の制度を登録し、産後はまず区市の支援を使う
- 費用:産後2か月・週1回2時間なら、区市の支援は約1,000〜16,000円、民間(きらりライフサポート)は64,240円(当サイト計算)
- 民間が役立つのは、区市の上限や期間が切れた後・土日や夕方に来てほしい時・区市の条件に当てはまらない時
- 頼む内容は「大人のごはん」「掃除・洗濯」「上の子の相手」から。赤ちゃんの世話の補助も頼める所が多い
- 夫婦と4歳の息子の3人家族。共働きです
- 産後の家事代行・区の産後支援・きらりライフサポートは使ったことがありません
- 紹介しているきらりライフサポートから広告報酬を受けています。区市の制度と料金は2026年10月4日に各公式ページで確認しました
体や気持ちがつらい時は、家事代行より先に市区町村の窓口へ

家事代行は家事の手を増やすサービスで、心や体の不調をみるものではありません。
眠れない・涙が止まらない・食事がとれない状態が続く時は、先に公的な窓口に相談してください。
- 住んでいる市区町村の保健センター・こども家庭センター(母子保健の担当)
- 産後ケア事業:市区町村が行う、出産後1年未満の母子への心身のケアや育児の相談(宿泊・日帰り・訪問の形がある)
- 出産した病院・産院
産後ケア事業の内容は、国の産後ケア事業ガイドライン(こども家庭庁)で定められています。料金や回数は市区町村ごとに違います。
たとえば世田谷区の産後ケアは、訪問型が出産後1年未満・1回2,000円です(課税世帯・2026年10月4日確認)。急な体調の変化は、ためらわずに医療機関へ連絡してください。
産後に頼めるのは「ごはん・掃除洗濯・上の子と赤ちゃんの世話の補助」

区市の支援も民間も、頼める中身はおおむね同じです。違いは、赤ちゃんの世話をどこまで頼めるかです。
| 頼みたいこと | 区市の支援 | きらり |
|---|---|---|
| 大人のごはん・作り置き | ○ | ○ |
| 掃除・洗濯・買い物 | ○ | ○ |
| 沐浴・授乳・おむつの補助 | ○(区による) | 記載なし |
| 上の子の世話 | ○(区による) | ○ |
| 母が不在の間の預かり | ×の区が多い | オプションで可 |
※大田区・練馬区・横浜市・さいたま市の公式ページは、沐浴や授乳の補助を内容に挙げています。きらりの産後ページは「赤ちゃんのお世話」と書いていますが、沐浴・授乳の範囲は書かれていません(2026年10月4日確認)。
頼む中身に迷ったら、毎日必ず発生する家事から外すと、体を休める時間を作りやすくなります。
- 大人のごはん:授乳や寝かしつけの合間に作るのが難しい。2〜3日分の作り置きを頼む
- 洗濯・掃除:赤ちゃんの肌着やタオルで量が増える。週1回まとめて頼む
- 上の子の相手:赤ちゃんの世話中に寂しくさせない。遊び相手や食事の補助を頼む
区の支援は1時間500〜1,000円前後、ただし上限・期間・時間帯がある

区市の支援は、民間より1時間あたりの負担が大幅に安いです。その代わり、使える時間の上限と、対象になる期間が決まっています。
| 区市 | 1時間の負担 | 上限 | 対象期間 |
|---|---|---|---|
| 練馬区 | 1,000円 | 96時間 | 妊娠中〜2歳の月末 |
| 杉並区 | 1,000円+交通費 | 80時間 | 妊娠中〜1歳前日 |
| 大田区(にこにこ) | 1,000円 | 30時間 | 妊娠中〜産後1年 |
| 江戸川区 | 500円 | 年96時間 | 3歳未満 |
| 世田谷区(社協) | 1,000円+年会費 | — | 産後は原則1か月 |
| 横浜市 | 1回2時間1,500円 | 産後20回 | 産後5か月未満 |
| さいたま市 | 500円 | 産後20日 | 妊娠中〜1歳未満 |
※2026年10月4日に各区市の公式ページで確認。いずれも課税世帯の一般的な負担額です。非課税世帯・多胎児・低体重児などは減額や上限の上乗せがあります。
区市ごとの、知っておきたい決まりは次のとおりです。
- 大田区:初めての世帯は2時間無料。託児目的・母が不在の利用は不可。2歳までの「ぴよぴよサポート」(1時間500円・年30時間)も別にある
- 江戸川区:0歳(妊娠中を含む)の家庭は子ども1人につき14時間まで無料。保護者と子どもの在宅が必要
- 練馬区:利用は月〜土曜の9〜18時(一部事業者は17時まで)。前日17時を過ぎた取り消しは1時間分を負担
- 杉並区:1回は連続4時間以内・9〜17時。前営業日17時以降の取り消しは1,000円×予約時間
- 世田谷区:区の社会福祉協議会の「ふれあいサービス」。家族から家事の援助を受けられない人が対象。年会費2,000円(一時利用は1,000円)。区の「子育て利用券」(1万円分)を使える産前産後サービスもある
- 横浜市:日中に家事や育児をする人がほかにいない世帯が対象。平日9〜17時。利用開始の7日前(閉庁日を除く)までに区役所へ申請
- さいたま市:昼間に家事をする人がいない世帯が対象。1回1〜3時間・9〜17時。産前産後はおおむね1か月前の申込を推奨
区市の制度は年度ごとに変わります。上の表は2026年10月4日時点です。住んでいる区市の名前と「産後 ヘルパー」で検索し、公式ページで最新の内容を確かめてください。
区の支援にきらりが使えるかは、運営に問い合わせ中
区市の支援は、区市が委託・登録した事業者を通して使う仕組みです。きらりライフサポートが対象の事業者に入っている区市があるかは、公式ページで確認できませんでした。
2026年10月時点で運営に問い合わせており、回答が届いたら追記します。きらりの公式FAQで使えると案内されている補助券は、「東京都人材支援事業団の補助券(家事代行券)」のみです。
産後2か月を週1回2時間頼むと、区市は約1,000〜16,000円、民間は64,240円

同じ頼み方で総額を比べると、区市の支援の方が4倍以上安くなります。正直に言えば、条件に当てはまる人は区市の支援から使うのが合理的です。
- 産後2か月、週1回2時間=8回・16時間
- 赤ちゃん1人(多胎ではない)・課税世帯
- 区市は交通費・年会費を含まない。きらりは訪問費990円を含み、入会金・特典は含まない
| 区市・サービス | 計算 | 2か月の総額 |
|---|---|---|
| 江戸川区 | 14時間無料+2時間×500円 | 1,000円 |
| さいたま市 | 16時間×500円 | 8,000円 |
| 横浜市 | 8回×1,500円 | 12,000円 |
| 大田区(にこにこ) | 2時間無料+14時間×1,000円 | 14,000円 |
| 練馬区・杉並区 | 16時間×1,000円 | 16,000円 |
| きらり(2時間コース) | (7,040円+990円)×8回 | 64,240円 |
世田谷区のふれあいサービスは、産後は原則1か月までなので、2か月の計算に入れていません。1か月目の4回だけなら、8時間×1,000円で8,000円+年会費です。
区市の上限や期間が切れた後は、民間の出番になる
区市の支援は、上限や期間で終わりが来ます。週1回2時間で使うと、次の時点で使い切る計算です。
- 世田谷区(ふれあい):産後1か月で対象外
- さいたま市:産後20日分を使った時点
- 大田区(にこにこ):30時間=15回目で上限(約3か月半)
- 横浜市:産後20回か、産後5か月のどちらか早い方
この後も週1回2時間を続けると、きらりでは1か月あたり32,120円です((7,040円+990円)×4回・当サイト計算)。1時間あたりは訪問費込みで約4,015円で、区市の4〜8倍にあたります。
民間(きらり)は「区の時間外・条件外」と「1人に家事と育児を頼みたい」時に向く

民間が区市より優れている点は、値段ではなく頼める時間と条件の幅です。きらりライフサポートの公式情報で確認できたことは次のとおりです。
- 産後ページでは「退院後すぐから」利用でき、内容と頻度は相談できると案内
- 料理・掃除・洗濯・食器洗い・買い物を、1人の担当(専任制)に頼める
- 赤ちゃんのお世話や上の子の見守りも、同じ担当が対応すると案内
- 0〜2歳の世話は保護者の在宅が前提。不在で頼む時はシッターオプション(1時間550円)
- 利用時間は原則9〜21時、土日祝も料金は同じ。朝8時前と夜20時以降は「深夜早朝サポート」1時間440円が加わる(公式FAQ・2026年10月4日確認)
区市の支援は、平日の昼に限られたり、母が家にいることが条件だったりします。夕方以降や土日に来てほしい家庭、上の子の保育園の送迎も頼みたい家庭では、民間の方が予定を組みやすくなります。
| 比べる点 | 区市の支援 | きらり |
|---|---|---|
| 1時間の負担 | 500〜1,000円前後 | 約4,015円(2時間・訪問費込み) |
| 時間帯 | 平日昼のみの所も | 原則9〜21時・土日祝も(20時以降は1時間440円加算) |
| 対象の条件 | 家族の援助がない等の区も | 1都3県の対象地域 |
| 期間 | 産後1か月〜2歳ごろまで | 期限なし(定期) |
| 申込 | 区市への申請・登録 | Web申込(定期は月2回〜) |
※きらりは公式の料金ページ・よくある質問・産後ページ(2026年10月1日・4日確認)、区市は各公式ページ(2026年10月4日確認)より。
産後に申し込む前に知っておきたい、きらりの4つの注意点
産後の家庭で困りやすい決まりもあります。申し込む前に、次の4点を確かめてください。
- 定期が前提:毎週か隔週・月2回以上の定期のサービスです。お試しのトライアルはありますが、1回だけ頼む使い方は想定されていません
- 始まるまで最低1〜2週間:担当が決まってから訪問開始まで、最低1〜2週間かかります(公式FAQ)
- 取り消しの期限:48時間を切ると、取り消しにキャンセル料がかかります。2時間前までなら年3回まで自動で免除されます(利用規約)
- 上の子の体調不良:熱や咳など風邪の症状がある時は、訪問できない場合があります。病児保育の目的では使えません(産後ページのFAQ)
シッターオプションは、担当が決まった後は外せません(利用規約)。母が家にいる時間だけ頼むなら、付けずに始められるかを申込時に確認してください。料金の内訳とキャンセル料の計算はきらりライフサポートの料金記事にまとめています。
1都3県の対象地域に住み、月2回以上の定期で使う人向けのサービスです。区市の支援が終わった後の続きとして考えると、費用の見通しが立てやすくなります。
申し込みは妊娠中に。区市の登録と民間の比較を出産前に済ませる

区市の支援も民間も、申し込んですぐには来てもらえません。出産前に区市の登録と、民間の比較まで済ませておくと、産後に慌てずに済みます。
- 区市の制度を調べて登録する(横浜市は開始7日前まで、さいたま市はおおむね1か月前の申込を推奨)
- 区市の上限・期間・時間帯を書き出し、足りなくなる時期を見積もる
- 民間を使う場合は、対応エリアと開始までの日数を確かめる(きらりは最低1〜2週間)
きらりで頼む場合の流れは、公式の「ご利用の流れ」で次のように案内されています。
- Webで申し込み、頼みたい内容を入力する
- サポーターの応募で担当が決まる
- 担当が決まってから最低1〜2週間で訪問開始。初回とトライアルの時は在宅が必要
出産予定日より前に申し込み、開始日を産後に指定できるかは、公式ページで確認できませんでした。運営に確認する予定で、分かったら追記します。
料理だけ減らしたいなら、作り置きの宅配という選択肢もある
産後に一番つらいのが毎日のごはんなら、作り置きの宅配も候補になります。家事代行の作り置きは「2日以内」に食べる案内ですが、宅配には4日間もつものもあります。
家事代行の作り置きと宅配の料金・日持ちの違いは、家事代行の作り置きと宅配の比較記事で計算しています。1都3県の外に住んでいる家庭にも向く方法です。
区市の支援が使える人は区市から、足りない人は民間を組み合わせる

ここまでの話を、向く人の形にまとめます。
- 住んでいる区市に産後のヘルパー制度があり、条件に当てはまる
- 平日の昼に来てもらえれば足りる
- 費用をできるだけ抑えたい
- 区市の上限・期間を使い切った後も、週1回ほど手を借りたい
- 夕方以降や土日に来てほしい、上の子の送迎も頼みたい
- 区市の条件(家族の援助がない等)に当てはまらない
- 1都3県の対象地域に住み、月2回以上の定期で使える
区市の支援と民間を「どちらか」で選ぶ必要はありません。区市の支援を使い切ってから民間に切り替える、という順番も取れます(当サイトの提案)。
よくある質問
- 産後の家事代行には何を頼むのがいいですか?
-
毎日必ず発生する家事から頼むと、体を休める時間を作りやすくなります。大人のごはん(作り置き)、増えた洗濯物、上の子の相手が代表的です。区市の支援でも民間でも、これらはおおむね頼めます。
- 区の産後支援と民間の家事代行は、どちらが安いですか?
-
区市の支援の方が安いです。1時間の負担は500〜1,000円前後で、きらりの2時間コース(訪問費込みで1時間約4,015円)の4分の1以下です。ただし区市の支援には上限・期間・時間帯の決まりがあります。
- 区の産後支援で、きらりライフサポートは使えますか?
-
公式ページでは確認できず、2026年10月時点で運営に問い合わせています。きらりの公式FAQで使えると案内されている補助券は「東京都人材支援事業団の補助券(家事代行券)」のみです。東京都のベビーシッター利用支援事業の認定事業者一覧には載っていません。
- 産後の家事代行はいつ申し込めばいいですか?
-
出産前に申し込むのが安心です。横浜市は利用開始の7日前まで、さいたま市はおおむね1か月前の申込を勧めています。きらりは担当が決まってから開始まで最低1〜2週間かかります。
- 沐浴や授乳の手伝いも頼めますか?
-
大田区・練馬区・横浜市・さいたま市の公式ページは、沐浴や授乳の補助を内容に挙げています。きらりの産後ページは「赤ちゃんのお世話」と案内していますが、沐浴・授乳の範囲は書かれていません。申込時に確認してください。
- 赤ちゃんを預けて外出してもいいですか?
-
区市の支援は、母の不在や託児目的を認めない所が多いです(大田区・江戸川区など)。きらりは0〜2歳の世話は保護者の在宅が前提で、不在で頼む時はシッターオプション(1時間550円)が必要です。
まとめ:産後はまず区市の支援、足りない分を民間で補う
産後の家事代行は、次の3点で考えると迷いにくくなります。
- 順番:妊娠中に区市の制度を登録し、産後は区市の支援から使う
- 費用:産後2か月・週1回2時間で、区市は約1,000〜16,000円、きらりは64,240円(当サイト計算)
- 民間の出番:区市の上限・期間が切れた後、土日や夕方、区市の条件外の時
体や気持ちのつらさが続く時は、家事代行より先に市区町村の保健センターや産後ケア事業に相談してください。
区市の支援が終わった後も手を借りたい、1都3県の定期で使える家庭は、対応エリアと開始までの日数から確かめておくと安心です。
出典
※すべて2026年10月4日に確認(きらりの利用規約は2026年10月1日)。
- 練馬区:育児支援ヘルパー
- 杉並区:産前・産後支援ヘルパー
- 大田区:産前産後家事・育児援助事業(にこにこサポート)、産後家事・育児援助事業(ぴよぴよサポート)
- 江戸川区:えどがわママパパ応援隊
- 世田谷区:世田谷区社会福祉協議会 ふれあいサービス、せたがや子育て利用券、産後ケア事業
- 横浜市:産前産後ヘルパー派遣事業
- さいたま市:子育てヘルパー派遣事業
- こども家庭庁:産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン(令和6年10月)
- きらりライフサポート公式:産後の家事代行、料金・利用例、よくある質問、ご利用の流れ、利用規約(2026年8月1日改定)
- 東京都福祉局:ベビーシッター利用支援事業 認定事業者一覧
この記事の総額は、2026年10月4日時点の公式の料金をもとにした当サイトの計算です。区市の制度は年度ごとに変わり、世帯の状況(非課税・多胎・低体重児など)で負担額や上限が変わります。書き手は産後の家事代行・区市の支援を使っておらず、公式情報だけで書いています。
